安上がりな幸福

 ささいなことで気分が幸せになるのは良いことなのでしょうか?悪いことなのでしょうか?
 単純に考えるのであれば、ささいなことで幸せな気分になれることは良いことだと思います。幸せなことは多いにこしたことはないでしょう。しかし何でも幸せに感じることは物事に対する感情の感度を落とすことになるようにも思います。幸福と不幸の波があるからこそ幸福を幸福と感じることができ、不幸を知っているからこそ幸福になろうと努力をするのではないでしょうか。






 自販機の当たりで手に入れた缶コーヒーを飲みながらそんなことを考えていました。