嘘と建前

 表面も中身も嘘なのが嘘。表面だけが嘘なのが建前。建前は本当のことを全て出していないだけ。情報を出し切らないことで相手の認識を間違えさせることが建前の本質。


 話術としては建前を使いこなす方が難しそうです。自分が騙される立場に立った場合、方法はどうあれ不快な気分にはなるでしょうが、第三者としてであったり、何かの物語の中の話であったりする分には純粋に上手いと思います。手法としては情報を用いて相手の認識を自分の持っていきたい方向に持っていくことが鍵なのだとは思いますが、相手の認識を任意の方向に持っていくために手持ちの情報の中からどれを与え、どれを与えないかを判断する技術は経験も必要そうです。後は自分自身が大量の情報を把握・整理する能力も必要でしょうか。自分が多量の情報に溺れてしまってしまっては元も子もありませんからね。
 何にしろ身に付けたからといって役に立つか立たないか分からない技術ではありますが、こういう技術を持っていると会話などが色々と面白くなるかもしれませんね。