多数派vs少数派

 議論上の意見にしろ趣味・嗜好にしろ、多数派と少数派の二種類が存在します。どちらの立場に立った方が楽しいかという話です。
 個人的には少数派であることの方が楽しいと考えています。というようなことを言うと、大抵の一般人は微妙な表情をしてくれるわけですが、少数派には多数派にない楽しさが多いとあると考えています。
 例えば議論において多数派には多数決という強力な武器があるのに対し、少数派にはそれに対抗する武器がありません。そういった不利な状況から論理展開により多数派を圧倒するのは非常に楽しいです。また趣味・嗜好にしても多数派は共有の趣味をもった同士が多いというメリットはありますが、自分で開拓していく未知の部分が少ないというデメリットもあります。趣味などにおけるこういった未知のものに対する好奇心というものは非常に重要ではないでしょうか。特に人間が意識的に記憶を失くすことが出来ないことを考えると未知のものの存在というのは非常に大きいと考えています。
 ただ少数派であることにこだわりすぎると、単なるワガママとか自分勝手に見えてしまうことがあるのが問題です。そのあたりはさじ加減を調整するしかないのでしょうね。