話題に乗ることのメリットとデメリット

 世の中にはその時々に話題になっているコトが存在します。Web上の個人サイト界隈では「児童ポルノ規制法の改定」についての話題が最近は多いでしょうか。こういった話題になっているコトに乗っかって自分でも何かを書く場合にはあるメリットとデメリットが存在します。
 まずはメリット。やはり話題になっているコトは様々な場所で言及されているため、書いた内容が他とつながり易いです。トラックバックがさらにトラックバックされ、ニュースサイトに取り上げられ、まとめサイトが出来るといったようにあちこちにリンク元が発生し、ある一定数の反応を得ることが出来ます。
 対してデメリット。ある一定数の反応を得ることは出来るものの、よほど斬新なことを書いていない限り一定数を超える反応を得ることが非常に難しいです。特に言及する人が多ければ多いほど読む側も一つの記事に費やす時間は短くなります。そうなると自然と斜め読みが多くなり、例え斬新なことを書いていても流されてしまう可能性も高くなってしまいます。このように一つの記事としてではなく、多くの記事の中の一つとして認識されてしまうことが一つのデメリットです。また、もう一つのデメリットは「自分で何かを生み出そうという考えが減ること」でしょうか。話題に乗ることや話題になっているコトを自分なりに解釈してさらに広めたいという思いは誰もが持っているものであり(自分も含め)、それを否定する気はありません。しかし、あまりにも話題に乗ることに終始しすぎると、自分から「話題になるコト」を生み出すという考えが減ってしまうのではないでしょうか。
 個人サイトというのは日記やテキストやニュースや絵や音楽など何かしらの「モノ」を生み出し、外に発する場であると考えています。この根本の部分が減らないよう、少しだけ話題に乗ることについて考えてみてはどうでしょうか。