僕の七日間PCトラブル

 某月某日。CPUに異様な負荷が発生。色々と調べた結果、「PIO病」だということが確認された。ググって調べた対処法に従い、該当するデバイスの削除⇒再起動を実施。


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 PCが起動しない!?頑張って10回くらい再起動を繰り返すことでセーフモードでの起動は出来たため、あわててバックアップを取ることに。普段からこまめにバックアップを取るように外付けHDDまで購入していたのにこの有様です。
 一通りバックアップが完了したら、後はHDDを完全にフォーマットしてOSを再インストールして終わり。のはずだったのですが、今度はインストール中にPCが落ちるという症状が発症しました。そんな中、何とか再インストールを完了させたものの、PCを起動させてしばらく経つと落ちるという症状は一向に変わりません。これはHDDそのものが逝ったかと思い、その辺に転がっていた40GBのHDDを接続してその中にOSを再々インストール。


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 症状変わらず。で、次の瞬間目に入ったものは埃にまみれた冷却ファンのフィルター。メインPCはCPUクーラーを水冷式にしているためCPUに直接ファンは付いていないのですが、冷却水の循環と冷却用に電源の下辺りに低速回転のファンが付いています。そのファンにはフィルターが付いているのですが、ファンの向こう側に見えるフィルターがどう見ても埃色です。そう言えばこのPCを購入してから約一年間、フィルターの掃除をした覚えがありません。試しにフィルターに手を近づけてみると風の流れが一切感じられないという状態。もしかしてこれが原因でCPUが異常加熱してPCが落ちているのではないかと思い、CPU温度のモニタリング出来るフリーソフトを適当に突っ込んで確認してみることに。


 何かCPUの温度が三桁超えてます。これでよくCPUが死なないものです。
 原因が分かれば後は対処するだけです。早速掃除機を引っ張り出しフィルター周りの埃を吸いまくる。ファンの羽が邪魔で上手く吸うことが出来ないものの、羽の隙間から掃除機の先端を無理やり突っ込んで可能な限り埃を取り除きます。で、とりあえずフィルター越しに向こう側の景色が見えるレベルまで埃が取り除けたため、一旦ファンを元に戻してPCの電源をON。


 無事起動。CPU温度も55〜60℃で見事に安定しました。水冷式でも空冷式でも冷却系の掃除はこまめにするべきなんですね。掃除の頻度が少なくても大丈夫だろう、という思いで導入した水冷式でしたが以外な落とし穴でした。