涼宮ハルヒの憂鬱「エンドレスエイト」を別の側面から好意的に捉えてみる

 作品そのものへの批評ではなく京都アニメーション(以下、京アニ)が延々と同じ話をループさせるという手法を使ったことについて。


 この手法が良いか悪いかについては全八話構成と予想される全てを見終わってから判断するとして、京アニがこういう新しい手法に挑戦したことについては好意的に捉えるべきではないでしょうか。ネット上の噂では外部(視聴者側)からだけでなく内部(制作側)からも否定的な意見が出ているとのことですが、この手法を考えた人(おそらく監督?)は、今回の結果が否定だらけで終わろうともそれが原因で守りに入らずに次も新しいことに挑戦してもらいたいです。原作有りの似たようなアニメが大量生産される中、京アニのような比較的体力のありそうな制作会社までもが新しい手法を開拓せず、守りに入るようではアニメ業界も廃れるだけのように思います。
 守りに入ることはゆるやかな衰退と同義です。作品としては「悪い」という結果に終わるかもしれませんが、挑戦したことには「意味がある」と考えてみませんか?