ネタバレと宣伝の境界

 「Steins;Gate」のレビューを書いていて思ったこと。
 人を作品に惹きつけるためにはある程度の情報を出す必要があります。情報を全く出さなければ買い手が内容に触れることはなく、宣伝にはなりません。しかし逆に情報を出しすぎればネタバレとなり、プレイ中の面白さを半減させてしまいます(特にストーリーに重点が置かれているノベルゲームでは致命的)。
 このあたりのさじ加減は非常に難しく、売り手にとっては興味を持ってもらう程度には情報を出していく必要がありますし、買い手側としてもある程度の情報が無ければ面白そうかどうかすら分かりません。かといって情報が多すぎればプレイ時の新鮮さが失われてしまいます。そのため、いかにネタバレにならず興味を持ってもらえる内容の情報を出せるかが重要になってきます。一流の広報というのはこの辺りのさじ加減が上手い人のことかもしれませんね。


 一応断っておきますが、「Steins;Gate」のゲームとしての出来は凄いと思っています。単に公式サイトのネタバレがひどいと思っただけで。