「時と場合による」という言葉

 議論泣かせの言葉ですよね。ありとあらゆる状況を仮定してしまうと結論は出ないです。全ての状況に完璧に対応出来るような結論はありません。
 しかし議論というのは「時と場合による」からこそ様々な意見が生まれ発展していくものでもあります。そのため議論というものは「時と場合による」という言葉から始まり、様々な意見を経て、最終的に「時と場合による」という結論に戻る、というループのようにも見えます。このように考えると「結論」というものはあくまで議論の妥協点でしかないのかもしれません。
 議論に参加している人の大多数が納得できる妥協点が結論。一つの議論に対して結論は一つではなく、結論という名の様々な妥協点が発生する。だからこそ議論をすることが面白いのかもしれません。