サイトの重さについて再び考える時期がやってきたかもしれない

 2000年前半。FGHや侍魂から始まった日記・テキストサイトの大量発生時期がありました。その頃のインターネット接続はダイヤルアップ接続が主であり、画像やFlashを多用した重いサイトは表示に時間がかかることから嫌われる傾向にありました。しかし現在はADSLFTTHの普及により高速回線が一般的に使用されるようになったことで、サイトの重さというものは余り意識されなくなってきたのではないでしょうか。


 しかし、本当にサイトの重さを意識しないでも良いのでしょうか?これまではインターネットをするためにはPCが必要でしたが、現在はiPhoneHT-03Aのようなスマートフォン、携帯電話のフルブラウザでもインターネットをすることが出来ます。またPCでのインターネットにしてもEeePCのようなネットブックを使用することも多いようです。
 これらの機器でインターネットを使用する際の問題点は「CPUの遅さ」です。画像やFlashを多用したサイトはデータの転送量だけでなく、表示のためにCPUにも負担がかかります。このことはネットブックであればそれほど問題ありませんが、スマートフォンや携帯電話ではかなり致命的です。ちょっとした空き時間にインターネットをすることが多いスマートフォンや携帯電話にとって、表示に時間がかかることはストレスがたまる原因になります。また例え面白そうな記事タイトルにして興味をもってもらったとしても、表示に数分かかるようであれば、見ようと思う気持ちは途中で消えてしまいます。


 サイトを気軽にストレスなく見てもらうためにも「サイトの重さ」を意識する時期がまた来たのかもしれませんね。