手っ取り早く注目を浴びるためには少数派であれ

 多数派の中で注目を浴びることは難しいです。「三人寄れば文殊の知恵」という言葉にもあるように、人が多くなればそれだけ多彩で面白い意見が出ます。また自分が面白いと思った意見を出したとしても実は既出の意見と似てる、というのもよくある話です。多数派の中で注目を浴びようと思ったら、努力とか速報性だけでなく才能とか運のような自分の力ではなんとも出来ないような要素が必要になってきます。
 逆に少数派というは楽です。人が少ないから既出の意見と似ることも少なく、言ったもの勝ち状態であることが多々あります。少数派であることは見てくれる人も少ないのではないか、という疑問もあるかもしれませんがこれはあまり気にする必要はないと考えています。なぜかと言いますと、少数派の人が多数派の意見を見るように、多数派の人も少数派の意見を見るからです。割とこの点が重要で、多数派というのは意見が多い分マンネリ化もし易いため、斬新な意見というものに飢えています。そのため自分の意見とは真逆の少数派の意見だとしても強く惹かれることになるわけです。真っ白の布に黒い染みがあったら目立つようなものでしょうか。
 ただし少数派になるということは反論との闘いでもあるため、精神的なタフさが求められることにはなりますけどね。